「ようこそ小林の丘へ」
この冬一番の冷え込みで迎えた11月23日、勤労感謝の日は朝からすっきり晴れました。
5回目を迎えた「ようこそ小林の丘へ」は、本年から宝塚市以外からの応募も受け付けたところ、
134名の申し込みがあり120名を抽選でご招待いたしました。

15名ずつのチームに分かれ、国登録有形文化財になっている本館を中心にご案内が始まります。
学術的な説明はNPO団体の方が熱心に説明してくださり、参加者は熱心に耳を傾け写真に収めていきます。
また、卒業生による在学当時の様子や寄宿での生活を想い出とともに語りながらの引率は今年も大好評でした。

見学の最後はお茶室でお客様をお迎えして、お茶とお菓子でおもてなしいたしました。

ご近所から参加された方は「アンジェラスの鐘の音が生活の一部になっている」とおっしゃられ、
また奥様が卒業生だと明かされた初老の男性は、額に収められた美しい奥様のお写真と敷地をめぐることができたと
涙を浮かべながら喜んでいらしたことが印象に残りました。
この「ようこそ小林の丘へ」は、宝塚市、学院、NPO団体、小林みこころ会で構成されるスタッフの
総勢約50名を超える大イベントとなり、年々内容も濃くなっています。
現在、敷地内の生態調査も行われており、
学院より「今後はこの生態調査とのコラボレーションも考えたい」とのことで、
これからの発展も期待した一日でした。


